総崩れ、同級生、手すりの延長、≪バケモノの子≫


  今日も、父につきそって、外科医院へ。 昨日の出遅れを反省し、10分早く行ったら、すでに、6人ほどいたものの、先生が出てくる前でした。 どうやら、8時半からフライング診察が始まる模様。 で、9時頃に一服するわけだ。 幸運な事に、父は、先生の一服直前に診て貰えて、昨日の半分くらいの時間で出て来れました。 単純に、早く行けばいいわけだ。

  それは良かったんですが、肝心の父が、今朝から、足がむくんでしまいました。 先生に伝えたところ、薬を変えてくれましたが、それとは別に、むくみを抑える薬が増えてしまいました。 薬だらけです。 父の健康状態は、バランスの崩れが激しく、このままでは、通う病院が増える一方です。 もはや、入院前の生活に戻るのは、絶望的と考えた方がいいでしょう。

  帰りのタクシーで、女性運転手に、突然、私の名前を呼ばれました。 「なんで知っているんですか?」と訊いたら、小学生の頃の同級生でした。 実は、下の名の読み方を間違えていたんですが、どうせ、次に会うのは、40年後くらいだと思うので、訂正せずにおきました。

  どうせついでに、「カッコいい仕事ですねえ」と褒めちぎっておきましたが、それは、本心です。 私は、沖縄・北海道旅行で、貸切タクシーのお世話になってから、タクシー運転手に敬意を抱いているからです。 誉めたからではないと思いますが、父の体の動きが鈍い事を見て取って、下りる時には、外からドアを開けて、手伝ってくれました。 ありがたい事です。


  午後は、週末作業をこなした後、階段の手すりの延長工作をしました。 父が転倒したのは、手すりが、一番下の段までなかった事が原因だったからです。 手すりが木製で、下が平面なので、そこに、材木を買って来て、ネジ留めで結合しました。 強度的には、体重をかけたら、もちませんが、体がよろけないように支えるだけなら、充分です。


  車は、性懲りもなく、まだ来ません。 あと一日しかありませんが、何だか、明日になっても、何の連絡もないような、強烈な予感がします。 これで、結局、納車されないようなら、その店とは縁がなかったものと諦め、母が密かに企んでいる計画に乗って、新車を買い、月極駐車場に置く事にしましょう。 いや、その場合でも、私は、本体価格、最大30万までと、税金、任意保険料しか出しませんけど。



≪バケモノの子≫ 2015年 日本
  ≪時をかける少女≫で評価された、細田守さんが、原作・脚本・監督の劇場用アニメ。 声優は、俳優が多く出ていますが、わざわざ、名前を書くほどの事でもないです。 アメリカのアニメで、どんなに有名な映画俳優が喋っていても、外国語に吹き替えてしまえば、何の意味もなくなるのと同じ事。

  母親が事故死し、母方の親戚に引き取られそうになった少年が、逃げ出して、都会をさまよう内に、二足歩行する獣達が、人間のように暮らしている、バケモノの世界に迷いこんでしまう。 腕っ節が強い事が、指導者の資格になっているその世界で、次の指導者候補である荒っぽい男の弟子になった少年が、師匠と共に成長して、強くなっていく話。

  バケモノ世界の様子は、≪千と千尋の神隠し≫のような感じ。 ストーリーは、師匠について、修行して強くなる、カンフー映画のような感じ。 シンプルなストーリーなのだろうという予想を裏切り、次第に複雑になっていくのですが、そこが最大の欠点です。 「人間は、心の闇に捉われ易い」という、分るような分からんようなテーマを重ねたせいで、クライマックスが二段構えになってしまい、終わり近くになると、かなり、ダレるのです。

  それ以前に、バケモノの世界で成長した主人公が、途中で、人間の世界に戻って来て、普通の人間に戻ろうとする辺りで、すでに違和感が大きく、「え! そんな話にもつきあわなければならないの?」と、引いてしまうのです。 女子高生との交際が始まると、あまりにも現実的過ぎて、前半で、せっかく細かく描き込んだバケモノ世界が、全て台なしになってしまう喪失感が大きいです。