山は怖い。エアロゾル感染。人命とスポーツ大会。

  いい天気。 風あり。


  午後、覚悟をして、香貫山へ。 やはり、人多し。 桜が、咲き始めていましたが、桜台や新桜台は、人が多そうだと思い、行きませんでした。

  道中、9人とすれ違い、内8人が、無マスク。 唯一、マスクをしていたのは、ジョギングをしている男で、無マスクより、尚悪い。 背中を向けて、やり過ごしました。

  二人から、挨拶されましたが、返しませんでした。 「山の中なら、他人と会話ができる」と思われると良くないと思って。 山の中でも、相手が感染者なら、うつります。

  三人連れあり。 母親、子供二人、犬のグループ。 こういう一団は、必ず、道いっぱいに広がって歩きます。 全員無マスクなので、逃げ場がなく、やむなく、引き返して、別の道で下りて来ました。

  覚悟をして出かけたものの、下りて来ると、いつも、「やっぱり、山は無理だ」と、懲り懲り、思い知らされます。 マスクをしっ放しでは、登りで息が切れてしまいますし、外したり着けたりでは、感染予防の効果が、著しく落ちます。

  「屋外なら、安全」と言われているのを、都合よく解釈して、「屋外でさえあれば、どんな状況になっても、うつらない」と思い込んでいる人がいると思いますが、そんな事は、ないと思いますよ。 屋外でも、無マスクで、対面して会話すれば、飛沫感染します。 ジョギングなど、多くの呼気を出している人の、後ろを歩いたり、風下にいて、その呼気を吸い込めば、エアロゾル感染します。

  エアロゾル感染について、最初、中国から報告が来た時に、日本の医学者や医師達が、何の事を指しているのか分からないという、戸惑いを見せましたが、理屈で考えると、つまり、マスクやゴーグルで、飛沫感染対策を完全にとっているのに、感染したケースが出て来て、「飛沫感染だけではない。 しかし、空気感染ほど、敏感なうつり方ではない。 それならば、エアロゾルでも感染しているとしか考えられない」という意味で、エアロゾル感染という概念が出てきたのだと思います。

  一定湿度で、空気が籠っている屋内に溜まり易いですが、屋外であっても、距離が近ければ、感染すると思います。 冬の寒い朝に、息を吐くと、白い物がほわっと広がるでしょう? あれが、エアロゾルだと思えば宜しい。 気温が高くても、呼気というのは、あれくらい広がっているのであって、ただ、見えないだけ。 あれを吸い込んでいたら、そりゃ、うつりますよ。

  クルーズ船で、甲板をジョギングしている人達がいましたが、あれも、うつしまくったと思うなあ。 当人は、否定するでしょうけど。 全部、乗員の配膳のせいにしたようですが、気の毒に。 日本の厚労省の命令を聞く義務なんてないのに、必死で働いた挙句、犯人扱いだよ。

  先日の3連休、再開された遊園地で、ジェット・コースターに、客を一列置きに乗せている様子が紹介されていましたが、ジェット・コースターは、前進するわけですから、前の人間の呼気は、もろに、後ろに流れてくるわけで、一列開けても、何の意味もないです。 全員、大口開けて、「ワーーーッ!」と叫んでいれば、うつりまくりでしょうに。 乗ってる人達は、そういう事が、全然分かってないんでしょうな。 私だったら、タダでよいと言われても、絶対、乗りません。


  そういえば、五輪が延期になったとの事。 それは良かった。 首の皮一枚で、正気の世界に踏み留まった様子。 だけど、油断しない方がいいと思います。 「延期はする。 秋にやる」とか言い出しかねないですから。 IOCも、日本政府も、東京都も、準備して来た関係者は、本音としては、予定通りやりたくて仕方ないのです。 IOCが、「年内」に固執するようなら、もう、相手にせず、各選手や、各国団体は、ボイコット表明で答えた方がいいでしょう。

  来年以降ならば、ワクチンが出来ている可能性が高く、現実的です。 五輪憲章だの、レジェンドだのと、理念を持ち出して、延期に反対する人もいますが、人の命と、スポーツ大会と、どっちが、大事なんですか? 馬鹿馬鹿しい。 考えなくても、分かりそうなもの。 たとえば、五輪直前に、複数人を対象とした誘拐事件が起こって、「五輪を中止しないと、人質を殺す」と言われたら、当然、中止でしょう。 無視して、開会したとして、実際に、一人目が殺されたら、二日目から、中止でしょう。 人命の価値とは、そういうものではないんですか?