雨。50行消える。≪バルカン超特急≫。

  夜来、雨。 冷え込んで、雪になるという予報もあったものの、さほど気温が下がらず、これでは、雪になりようがなかった思われます。 昼頃には上がるという予報も外れ、終日、雨。


  雨戸を立て、自室に籠って、新聞パズル。 数独は難易度4でしたが、候補数字を入れ間違えて、3回も間違えました。 4回目で、何とか解きましたが、疲れました。


  後は、読書や、書き物。 午後1時過ぎから、3時半頃までかけて、文章を書いていたら、夕飯の仕度をしていた母が、電子レンジを使ったようで、ブレーカーが落ち、2時間以上かけて書いた、50行くらいの文章が、消失しました。 参ったな。 夕飯の準備どきなのに、電気ストーブを使い続けていた、私に問題があるので、文句の言いようがありません。



≪バルカン超特急≫ 1938年 イギリス
  イギリス時代の、ヒッチコック映画。 バルカン半島を走る列車の中で、イギリス人の老婦人が消失し、消える前に関わりがあった若い女性が、一見軽薄な青年の協力を得て捜し回るが、他の乗客はみな、そんな老婦人は知らないと言い・・・、という話。

  サスペンスですが、犯罪物ではなく、スパイ物。 話が進むに連れて、キナ臭くなって行きます。 列車に乗る前のホテルの場面は、尺を延ばす為に入れたものでしょう。 話が始まるのは、列車に乗ってからです。 サスペンス部分は面白いのですが、スパイ物と分かってしまうと、眉を顰めずには見ていられません。

  結局、外国へ行って、たまたま出会った自国スパイを助ける為に、その国の人間を殺す話以外の何ものでもなく、この映画を楽しめるのは、イギリス人の、しかも、良識のない人間だけではないかと思います。 外国人なんて、いくら殺しても構わないという、≪007シリーズ≫的発想の萌芽は、ここら辺にあるのかも。 民族差別意識も、モロ出しで、開いた口が塞がりません。

  他のヒチコック作品には、そういう傾向が見られないので、これは、一種の戦時シフト作品だったのかも知れませんな。 キナ臭くなっていく世情を無視できずに、愛国的な内容の映画を撮ったという事も考えられます。